元証券マン山田(@investingstock4)です。
今日のテーマは、「第2のいきなりステーキを探そう!外食産業株でテンバガー、大儲け!」です。
ここ数年で大相場を作った「いきなりステーキ」の運営会社ペッパーフードサービス(3053)。
最近は、「いきなりステーキ」の大量閉店が話題になっています。
「いきなりステーキ」は、立ち食いステーキ店として話題になり、一時期はどこの店舗も大行列。
世間の話題の中心になっていた時期もありました。
そんな「いきなりステーキ」ですが大量出店、ライバル店の参入などの影響により、今度は大量閉店。
全国489の店舗のうち、2020年1月13日に26店舗が閉店という報道もありました。
大量閉店の理由は
赤字!
赤字の理由は
・大量出店
・ライバル店の進出
・自社競合
です。
さて、現在では経営が上手く行っていない「いきなりステーキ」ですが、運営会社「ペッパーフードサービス」の株価は過去に大相場を作っています。
今回は、「いきなりステーキ」の大相場、第2の「いきなりステーキ」、第2の「いきなりステーキ」を見つけ、外食産業株でテンバガー、大儲け!ついて書いていきます。
「いきなりステーキ」の大相場から学ぶ
ペッパーフードサービス(3053)の株価推移
「いきなりステーキ」の運営会社は、ペッパーフードサービス(3053)です。
元々は「ペッパーランチ」というお店が有名な企業でした。

ペッパーランチ
ペッパーランチのペッパーライスはこんな感じです。

ペッパーライス
私は学生時代にこのペッパーライスと出会い、衝撃を受けました。
「今までに食べたことのないお肉料理。」だと。
しかし行きつけだったお店で虫入りのペッパーライスを提供されてから行かなくなりました。
初めてのお肉料理で衝撃を受けましたが、その後、虫入り料理を提供されてさらに衝撃を受けました。
未だに当時の事を覚えていますが、ご飯の中に混入していたホカホカの蜂は一生忘れる事はないでしょう。笑
すみません。話を元に戻します。
さて、同社のチャートを見てみましょうか。

ペッパーフードサービス(3053)チャート
(参照:ヤフーファイナンス ペッパーフードサービス(3053)チャート)
2016年12月の終値は597.5円となっており、2017年10月に高値8,230円を付けました。
株価は、10か月で13.7倍になりました。
すごいですね!!
これがテンバガー銘柄というやつです。
テンバガー
テンバガーは、ウォール街の業界用語(スラング)に由来するもので、10倍株(大化け株)のことをいいます。 これは、元々は野球用語で、1試合で10塁打と驚異的な数字をあげることを意味し、それが転じて、株式用語では、株価が10倍になるくらい爆発的に上昇する銘柄(または上昇しそうな銘柄)のことを意味します。
(引用元:金融情報サイト-iFinance 株式投資用語集 > テンバガー)
さて、テンバガーを達成した同社ですが、2017年10月に天井を付けた後は、下落トレンドが続いております。
そして現在は株価1,000円台といった所で、高値からは1/8程度になってしまった事になります。
どこかで切り返す可能性があると思われますが、下落トレンドが継続していますね。
トレンドについては下記の参考記事をご覧下さい。
参考記事:移動平均線の使い方!これを理解するだけで相場は楽になる?初心者向け(株価と移動平均線の位置関係)
次は業績についてみてみましょう。
ペッパーフードサービス(3053)の業績推移

ペッパーフードサービス(3053)会社四季報
この業績推移からわかる事は
・売上高(予想ベース)が一番良かった年は2019年12月期。(前期比175%増。)
・営業利益が一番良かった年は2018年12月期。(前期比168%増)
・純利益が一番良かった年は2017年12月期。(前期比232%増)
売上高、営業利益、純利益の良かった年がそれぞれ違う事がわかります。
2016年~2019年12月期までの業績推移と株価の動きについてまとめてみました。
ペッパーフードサービス(3053)2016年12月期の業績推移と株価推移

ペッパーフードサービス(3053)2016年
2016年の株価と2016年12月期の業績です。
本当はもっと過去から遡って数値を算出した方が良いとは思うのですが今回はこの年を起点に考えていきます。
この年は、始値から高値までの上昇率は1.3倍、始値から終値までの上昇率は1.1倍となりました。
ペッパーフードサービス(3053)2017年12月期の業績推移と株価推移

ペッパーフードサービス(3053)2017年株価
2017年の株価と2017年12月期の業績です。
・株価は始値から高値まで13.7倍にもなりました。終値でも8.4倍。
・ペッパーフードの株価が大爆発した年になります。
・しかし高値から終値までの下落率は38%になりました。高値で買った人には厳しい下落率に。
・売上高は前期比で162%、約1.6倍。営業利益、経常利益、純利益は前期比2倍以上の数値となっています。
・純利益はここ数年で一番高い数値になりました。
ペッパーフードサービス(3053)2018年12月期の業績推移と株価推移

ペッパーフードサービス(3053)2017年
2018年の株価と2018年12月期の業績です。
・株価は始値から高値まで1.4倍、始値から終値を見ると大幅なマイナスになりました。
・売上高は前期比175%、営業利益、経常利益は前期比1.6倍以上、純利益は赤字転落となっています。
・営業利益はここ数年で一番高い数値となりました。
出店拡大で売上高は前期の伸び率(162%)を超えましたが、営業利益、経常利益の前期の伸び率(238、239%)を超える事ができませんでした。
しかも最終損益は赤字に転落しております。
株価の推移を見ても、弱い形に。終値は始値と比べて大幅マイナスになってしまいました。
ペッパーフードサービス(3053)2019年12月期の業績推移と株価推移

ペッパーフードサービス(3053)2019年
2019年の株価と2019年12月期の業績予想です。
・売上こそ前期比で伸びる予想となっていますが、営業利益、経常利益、純利益は赤字転落予想。
・株価は始値から高値までの上昇率が1.1倍。始値から終値を比べるとマイナス、しかも半値以下になってしまいました。
営業利益が赤字に。
営業利益は本業の利益を表す指標になっているので、同じ状態でビジネスを続けると会社の資産がどんどん減っていく事になります。
当然株価は上昇しませんよね。
※業績が大幅悪化、店舗の大量閉店、儲からないお店は閉店にする為、2020年12月期に閉店に関わる費用が計上され、さらに業績が悪化する可能性があります。しかしながら儲からないお店を閉店させ、儲かるお店を残す形になるので将来的に業績回復が見込める可能性があります。個人的にはここからさらに大幅に下落したら買いたいと思っています。
「いきなりステーキ」の大相場から学んだ事のまとめ
株価が一番上昇した2017年12月期の業績と株価の特徴は、
・売上高が前期比1.5倍以上、営業利益、経常利益、純利益は2倍以上
・始値から高値まで株価は10倍以上に。
当然と言えば当然なのですが、業績が大きく伸びた年が一番株価が上昇した事になります。
2018年12月期の業績も売上高が前期比1.5倍以上、純利益こそ赤字転落ですが、営業利益、経常利益は1.5倍以上になっています。
しかし株価はあまり上昇せずに最終的には大幅にマイナスになっています。
業績はさらに伸び続けているが前期の段階で株価が、2018年12月期の業績を織り込んでいた事になりますね。
・前年に株価が10倍以上になり、翌年は業績が伸びても株価は下落した。
・大相場を作った2017年12月期の業績と2018年12月期の業績を比べると、業績は伸びているが、伸び率が低下した。
いきなりステーキが大相場を作った時の業績、そしてその翌年の動きに着目していました。
この条件を満たす銘柄を売り買いする事で株式投資の運用成績を伸ばす事が出来る気がします。
業績が伸びても、伸び率が低下したら株価は下がる可能性があるという事は、この事例から学べる大きなポイントだと思います。
第2の「いきなりステーキ」を探そう!」
第2の「いきなりステーキ」を探す為に、いきなりステーキの特徴についてまとめてみましょう。
「いきなりステーキ」の特徴
・立ち食いステーキという今までない新しい業態。
・ステーキを安く提供という事だが実際には安くない事。
・TVなどのメディアで話題になった事。
第2の「いきなりステーキ」を探す為に、上記の特徴を考えてみましょう。
立ち食いステーキという今までない新しい業態
ステーキ屋さんは、どこの町にでもあるし、チェーン店もありました。
しかし、「いきなりステーキ」は今までにない、立ち食いステーキという新しい業態に挑戦し、成功しました。
やはり今までない新しい業態がポイントになるのだと思います。
今までにない事に挑戦している外食産業株があったら要注意ですね。
ステーキを安く提供という事だが実際には安くない事
いきなりステーキは、立ち食いステーキ、ステーキを安く提供するという事で人気がでたステーキ店ですが、実際にステーキは安くないです。
同じ値段を出せば同じ、もしくはそれ以上の質のステーキを食べる事ができるお店はいくらでもあります。
でも、この安くない事は株主にとって、とても良い事だと思います。
外食産業において、安売りは他社に真似されて、競合します。
そして、生き残るのは大きな資本がある、大手企業のみになってしまいます。
外食産業に投資するなら安売りしない企業へ投資するのが良いと思います。
TVなどのメディア話題になった事
TVなどのメディアに取り上げられると、話題になり、株価にも影響が出てきます。
メディアで沢山特集されており、すでに株価が大幅上昇している銘柄は注意が必要ですが、メディアでの発信から株価が大幅上昇する事は多々あります。
当然の話になりますが、メディアで沢山特集される前に、銘柄を見つけて仕込みたいですね。
そしてメディアは株価を上昇させる可能性も秘めていますが、天井をつけたり、大暴落が始まるきっかけになる可能性もあります。
これは外食産業だけに限りませんが、メディアでの特集が過度に増えると株価は天井、大底をつける事が多いです。
ビットコインで沸いた2017年末を思い出してください。
テレビ、新聞、雑誌、SNS、みんながみんなビットコインについて関心を持っており、今まで投資に興味がなかった人も参入してきました。
こうなった場合は、本当に注意が必要です。
この考え方は投資の基本だと私は思っています。
第2の「いきなりステーキ」を見つけ、外食産業株でテンバガー、大儲け!
第2の「いきなりステーキ」を見つけて、外食産業株でテンバガーを目指し、大儲けしたいですね。
まず、外食産業の銘柄についてですが、
・今までない新しい業態。
・安売りしない事。
・今後、メディアで話題になりそうなお店。
まずは上記3つのポイントで、銘柄を探してみましょう。
実際に、探すとなると難しいと思いますが、企業を調べて、銘柄を探す事は株式投資の大きな醍醐味です。
次に、業績と株価についてですが、
・今後の業績として、売上高が前期比1.5倍以上、営業利益、経常利益、純利益は2倍以上になりそうな銘柄。
・将来的に伸び率が低下しないであろう銘柄。
・過去に大相場を作っていない銘柄。
最終的な投資判断をする際は、
・実際にそのお店に行く事。
・そのお店のファンになりたいかどうか。
実際にそのお店に行くと、お店の様子、良さ、悪さがはっきりとわかります。
客入りの様子もわかりますね。
その他にも予約制のお店であれば、電話でどこまで予約が埋まっているのか調べる事も可能です。
店員から話を聞く事も出来ます。
ネット上では手に入らない独自の情報も手に入る事があります。
私はこの投資手法を「体験型投資法」と呼んでいます。
また、そのお店のファンになりたいかどうかについては、ファンになった企業の株は中長期投資が出来ます。
なぜなら株価が動かなかったり、上昇しない局面でも損切や他の銘柄に乗り換えようとしないからです。
株価の収益率を最大限高めるには中長期投資が一番です。
しかも自分が好きな、ファンの企業の株価が上昇すれば、資産も増えるし、応援のし甲斐もありますよね。
最後に、
皆で「体験型投資法」を実践して、良い銘柄情報を共有出来たら嬉しいです。
今後、私が過去に「体験型投資法」として投資した銘柄や今後、期待が持てそうな銘柄研究を記事にしたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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