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株式相場

アップルショック!?大幅に円高に!米中貿易摩擦の影響が・・・

2019年1月3日

2018年12月28日(金)は大納会でした。日本市場は1月4日が大発会になる為、それまではお休みです。米国は12月28日(金)、12月31日(月)、1月2日(水)、1月3日(木)の4日間市場が動いています。

そして今日はアップルショック!?

為替が大幅に変動しています。良くないですね・・・。

まずはここまで3日間NYダウの動きがありましたので結果、市場解説をお伝えしようと思います。

12月28日(金)米国市場

NYダウ終値

23.062ドル 76ドル安


S&P500終値

2,485P 3P安


ナスダック終値

6,584P 5P安



米国の政治不透明感と世界景気減速懸念が相場の主にとなりエネルギーや金融セクターが売られる展開となりました。年末で市場参加者も少ない中不安定で弱い動きとなりました。日経平均株価も終値20,014円62円安となり日本も米国も弱かったですね。

 

12月31日(月)米国市場

NYダウ終値

23.327ドル 265ドル高


S&P500終値

2,506P 21P高


ナスダック終値

6,635P 50P高


トランプ大統領が29日にツイッターに米中貿易摩擦問題について「大きく前進している。」と投稿した事により投資家心理が回復、同時に年末によりドレッシング買い、お化粧買いも上昇の一因との事でした。年末が高く終わって良かったと思っています。2018年、NYダウの年間騰落率は前年比5.6%安でした。これは前年比マイナスになったのは2015年チャイナショック以来の事となります。

1月2日(水)米国市場

NYダウ終値

23.346ドル 18ドル高


S&P500終値

2,510P 3P高


ナスダック終値

6,665P 30P高



年末より続く米中貿易摩擦懸念後退により続伸、市場参加者も少なく値動きの荒い展開になったとの事でした。トランプ大統領は2日の閣議で「中国等との貿易交渉が終われば株価は戻る。」と発言。トランプ大統領が米国の株価に気をしているという事、この話からさらに米中貿易摩擦問題の進展に期待できる事、上昇要因はこのへんですかね。また米連保政府の予算執行により米国の政府機関の一部閉鎖が続いています。この閉鎖がさらに長引く可能性がある為、上値が重い展開になったのだと思います。

アップルショック!?ドル円は大幅に円高に!

ドル円の為替レートが104円台に突入しました。

米国アップルが業績を大幅に下方修正した事により急速に円高が進みました。

薄商いとAI、アルゴリズム取引が急激な円高を生んだみたいですね。

アップルの下方修正については下記。

ニューヨーク(CNN Business) 米アップルは2日、2018年10~12月期の売上高の予想を下方修正した。米中間の貿易戦争が続くなか、中国でのiPhone(アイフォーン)の売り上げが予想を下回ったことなどを理由に挙げている。

10~12月期の売上高予想は840億ドル(約9兆円)と、当初の890億~930億ドルから大幅に下方修正された。アップルの近年の主力はiPhoneで、7~9月期は売上高の6割近くを占めていた。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は投資家への書簡で、中国などの経済減速による影響が予想外に大きかったことを認め、その背景として貿易をめぐる米中間の緊張が高まっていると指摘した。

下方修正の発表を受け、アップル株は時間外取引で一時、8%安まで下落した。

ヤフーニュース(CNN.co.jp)より引用

トランプ大統領の発言により米中貿易摩擦懸念が後退したと思われましたがまさかのアップルが業績を大幅に下方修正。日本も海外も携帯ビジネスが厳しそうだという事はわかっていましたがここまで大きな下方修正は織り込んでいなかったという事ですね。ファーウェイの問題もあるので携帯ビジネスはしばらく厳しそうな気がしています。日本の企業は携帯電話の電子部品を大量に作っているので厳しい・・・。

為替に関しては簡単に円安ドル高にならない気がしています。

米中貿易摩擦の影響でアップルが下方修正を発表して、今後米国は簡単には利上げができない気がします。それどころから大暴落相場がある可能性も。

明日は大発会

明日1月4日は大発会となります。

日本がお休みの間に米国NYダウは3日間で207ドル高、S&P500は21P高、ナスダックは75P高しております。今夜の米国の動きを踏まえて日本市場も動いてくると考えられます。

先ほどのアップルの業績下方修正は大きな悪材料です。まずは今夜のNYダウが心配ですね。

年末年始のご祝儀相場はないと考えた方が良いでしょう。そもそもご祝儀相場ってなんだよって昔から思っていましたがそんな発想を持っているのは日本人くらいでしょうね。

今年は消費増税や新元号、安倍さんが燃える改憲問題など様々な問題があるので昨年以上に難しい相場になるかもしれません。

明日以降、また移動平均線分析をしていきますがぜひ参考にして下さい。



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