
夢洲(ゆめしま)1・経済産業省HPより
目次
2025年、大阪での万博開催が決定。
昨日から各メディアが報道しており皆さんもご存知だと思いますが大阪万博開催が決まりました。参加国は約150か国、開催は2025年5月3日~11月3日までの185日間。約半年も開催されるんですね。まだ7年後の事なので実感は沸きませんが人生で1度くらいは万博に行っても良いのかなとの思っています。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
- AI(人工知能)
- VR(仮想現実)
- AR(拡張現実)
- MR(複合現実)技術
- 再生医療
色々と記事を見ているとテーマに関連する部分はこんな感じですね。
開催場所は?

夢洲(ゆめしま)・経済産業省HPより
開催場所は大阪湾人工島・夢洲(ゆめしま)という所になります。ここは1970年代後半に埋め立て工事を始めた人工島です。バブル崩壊とともに開発計画がとん挫した島。2008年夏季オリンピックの誘致で活用する構想もダメとなり、日本の負の遺産と言われておりました。こういった活用しきれていない土地をうまく活用していく事は良い事ですよね。成功すれば負の遺産ではなくなります。
また夢洲とは別にサテライト会場を設置する予定との事で候補は京都、神戸、堺などを検討しているとの事です。大阪万博を目的とした訪日外国人が大阪だけでなく日本の様々な場所に行くようになると試算されている経済効果を上回る可能性もありますよね。ちょうどオリンピックの5年後という事なのでタイミング的にも良いのかもしれません。
万博開催による効果は?
日本政府の試算では
来場者→約2800万人
経済効果→約2兆円
を見込んでいるとの事でした。
また会場設営費用は約1250億円。国と自治体と経済界が3等する事になりそうです。地下鉄延伸や橋梁工事などの関連事業にも約700億円を投じる予定だそうです。日本、大阪府、大阪市としての負担はかなり大きなものとなりそうですね。府としては住民負担が大きくならないようにすべきとの声が上がっております。
カジノを誘致?
会場になる夢洲にIR、カジノ、統合リゾートを誘致する予定との事です。元々、IR法案関連で夢洲にカジノを誘致するという話はありましたよね。万博開催前年の2024年に開業を予定しており、翌年の万博に挑むとの事です。
金の力で得票を?
経済産業省のHPに大阪万博誘致のリーフレットと共に発展途上国支援プログラムの概要というリーフレットが掲載されています。新聞メディアやツイッターの反応を見ていると金で誘致した的な発言が目立ちますね。今回の発展途上国支援プログラムでは万博誘致が成功した場合には100か国に約240億円の支援をするというものでした。支払った額以上に大きな経済効果が見込まれるという事でしょうが果たしてどなるのか。金の力で誘致するなんて卑怯だ!悲しい!といった声も上げられますが資本主義社会では仕方ない事だと思います。
大阪万博 関連銘柄は?
電鉄関連
9042 阪急阪神HD
9044 南海電気鉄道
9045 京阪HD
9021 JR西日本
9022 JR東海
開催地夢洲の土地を保有している銘柄として
9065 山九
9364 上組
9353 櫻島埠頭
9307 杉村倉庫
→杉村倉庫はIR法案の時にすごい動きましたよね。
ホテル関連
9722 藤田観光
9713 ロイヤルホテル
3258 ユニゾHD
警備関連
9735 セコム
2331 ALSOK
インバウンド関連
4344 ソースネクスト
9416 ビジョン
カジノ関連
6418 日本金銭機械
6425 ユニバーサル
遊技機、特殊機械メーカー
6357 三精テクノロジーズ
建設会社
1802 大林組
1847 イチケン
1852 浅沼組
最後に
この記事を読んでいただき大体の流れがわかって頂ければ幸いです。大阪万博関連銘柄という事で色々と調べていましたが関連する銘柄は沢山ありますね。当然、上記に書かれていない銘柄も沢山ありますし、本命銘柄は違う所にあるかもしれません。また中には仕手化する銘柄もあると思うので注意が必要です。大阪万博は7年後に開催です。企業業績でいうと今期、来期くらいで収益が見込める企業はあまりないと思うのでその辺も注意が必要かと思います。