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株式相場

未来投資戦略2018と関連銘柄について

2018年12月2日

今日は未来投資戦略2018について書きたいと思います。以前から何度も書きたいと話していましたがようやく書くことができました。

未来投資戦略2018とは?

未来投資戦略2018とは平成30年6月15日に閣議決定された日本の経済戦略、投資戦略です。

そもそもの始まりは平成28年9月12日に開催された未来投資会議が始まりで、会議自体は平成30年11月26日開催時に22回目となっております。日本経済再生本部が主導している会議、戦略です。

我が国経済の再生に向けて、経済諮問会議との連携の下、必要な経済対策の実施や成長戦略の実現のための司令塔として日本経済再生本部を設置しています。また、日本経済再生本部の下、「未来への投資」に向けた成長戦略と構造改革の加速化について審議するため、未来投資会議を開催しています。

(上記文章は日本経済再生本部HPより引用)

簡単にいうと今後の日本の経済成長、発展の為に国がどこへ投資を進めるのが良いのかといった事を話し合う会議です。会議が行われる事に首相官邸のHP内にある日本経済再生本部といったページの中で議事録や会議の内容がPDFでまとめられています。私やこのブログの読者は株式投資に興味がある、実際に投資をしている方が多いと思います。株式市場でもそうですがお金がどこに集まるのか、これは投資家の最大の関心事項だと思っています。お金が集まる=株価が上昇するからですね。昔から株式の格言で「国策に売りなし」といったものがあります。その為、私は首相官邸HPや官庁HPなどは色々と目を通しています。もちろん全部に目を通しているわけではないですし、自分では理解できない事も多々ありますが非常に勉強になります。

未来投資会議の開催

第17回 平成30年6月4日

1.「未来投資戦略2018」(素案)

2.エネルギー・環境投資を通じた成長の実現

第18回 平成30年6月15日

1.「経済財政運営と改革の基本方針」(案)について

2.「未来投資戦略2018」(案)について

※平成30年第9回 経済財政諮問会議と合同

第19回 平成30年10月5日

1.成長戦略の方向性(案)について

第20回 平成30年10月22日

1.高齢者雇用促進及び中途採用拡大・新卒一括採用見直し

2.疾病・介護予防

第21回 平成30年11月6日

地方施策について

第22回 平成30年11月26日

経済政策の方向性に関する中間整理案について

未来投資戦略2018が閣議決定され、その後の会議が上記のように行われています。ぜひ首相官邸HPを見てください。会議の議事、配布資料等がPDFになっており誰でも閲覧できるようになっています。

 

未来投資戦略2018の内容と関連銘柄は?

平成30年10月5日に行われた会議の内容と関連銘柄を見ていきましょう。

Society5.0(第四次産産業革命)

AIやIoT、センサー、ロボット、ビックデータ等の技術革新を現場に積極的取り入れ、労働生産性を図る。

AI、ビックデータ

関連銘柄

3655 ブレインパッド

3906 アルベルト

4422 VALUENEX

AI、ビックデータ関連の銘柄を調べると沢山銘柄がでてきますが本命はこの中にあるのではないかと思っています。アルベルトもブレインパッドも既に大相場を作っていますよね。今年私が監視している銘柄でとてもパフォーマンスの良い銘柄です。VALUENEXは先日上場したばかりの銘柄です。まだまだ小さな企業ですが今後の展開に期待をしています。またこのAI、ビックデータ分野は昨日書いたDXレポートにも関わる企業だと思っています。日本ではまだまだ動きが遅れていますが上記の企業が国内では期待が持てるのではないでしょうか。米国株を見るとエヌビディアやアルファベット等が巨大企業が沢山あります。AI、ビックデータの開発、運用に関して日本の企業は米国などの先進国と比べて相当遅れをとっているらしいですが日本企業にも頑張ってもらいたい所ですね。

センサー、ロボット

関連銘柄

6929 日本セラミック → センサー

6758 ソニー → センサー

6954 ファナック → ロボット

6506 安川電機 → ロボット

この分野は関連銘柄が多すぎてわかりずらいですね。個人的に関連するであろう4銘柄を書いてみました。私は大型銘柄をあまり手掛けないのでソニー、ファナック、安川電機等はいまいちピンきませんが・・・。日本セラミックもここ数年間期待している銘柄でそこそこ強いと思うのですが自分が期待した動きにはなっていませんね。

次世代ヘルスケア

オンライン診療の保険適用、人生100年健康年齢に向けた健康予防、遺伝子治療薬、バイオ医薬品の開発など。

関連銘柄

3902 MDV →医療機関、製薬会社向けのネットワーク化、データ活用推進

4563 アンジェス → 遺伝子治療薬

4502 武田薬品 → バイオ医薬品

9766 コナミHD → スポーツジム

4801 セントラルスポーツ → スポーツジム

8920 東祥 → スポーツジム

本命はMDVとアンジェスだと思っていますがこの分野もいくらでも関連銘柄はありますね。来年日本初の遺伝子治療薬の販売を予定しているアンジェスには大注目です。コナミ、セントラルスポーツ、東祥に関しては健康予防という観点からスポーツジム経営会社ですね。高齢者のスポーツジム通いがよく話題になっていますよね。このジム関連はコシダカやスポーツ衣料関係やスポーツ用品メーカーも関連してきますね。

フィンテック・キャッシュレス化

最近、よく聞きますね。来年2019年10月からの消費増税に向けて政府が推し進めています。今回は消費増税によって注目を浴びていますが世界的にもフィンテック、キャッシュレスは注目されている分野です。

関連銘柄

3769 GMOPG → 決済関連

3994 マネーフォワード → 家計簿アプリ

2330 フォーサイド → 決済関連

3623 ビリングシステム → 決済関連

3938 ライン → 決済関連、QRコード関連

6287 サトーHD → QRコード関連

3996 サインポスト → 無地レジ、無人店舗関連

8253 クレディセゾン →カード会社

8252 丸井グループ → カード会社

この分野は関連銘柄が本当に多く感じますね。ひとくくりにしちゃうと金融関係、フィンテック、ブロックチェーン等、きりがなくなります。来年の消費増税の経済対策としてキャッシュレス決済を活用するとポイントが還元されるようですがカード会社は大きなチャンスを迎えていますよね。低所得者もカードを持つ必要がある為、カード会社はバンバン新規のカードを発行。何もしらない人はリボ払いをバンバン利用して返済不能に。のちのちですが社会問題につながるのではと思っています。あとは政府がQRコードでの決済にも力を入れていくようですね。これは2020年近くになるのかな。QRコード決済の本命はラインだと考えています。ビジネス的にまだまだ収益つながる事はありませんが日本の巨大なプラットフォームアプリをもつ同社ならQRコード決済の普及を促すことができる企業だと考えます。GMOPGもキャッシュレス、フィンテックの本命だと思っています。

次世代インフラ、スマート公共サービス

次世代インフラに関しては道路・トンネル・橋梁・上下水道のインフラ台帳をデジタル化、保守点検にAI、ロボット、センサーを活用するとの事。色々と関連銘柄はあると思いますが大きな収益を上げる可能性のある企業がわかりません。スマート公共サービスに関しては待ち時間ゼロ、窓口手続きゼロを目指すとの事でした。オープンAPIを活用し、データ流通が可能な基盤を構築するとの事なのでこれはシステム関連ですかね。ここの項目はこの企業が大きな利益を上げるといった連想ができませんでした。読者の方でわかる方がいたらぜひ教えてください。

次世代モビリティ・スマートシティー

人口減少が進むことにより公共交通機関の維持が難しい地方で車を持たない高齢者でも安全、安価、自由に外出できる社会を目指す。スマートフォン1つで複数の交通機関を一括手配でき、データから混雑を予想して価格設定等で需給調整をすることによって、無駄な待ち時間なく移動できるようにする。これはタクシー相乗り、自動運転、無人タクシー、配車サービス、カーシェアなどが関連してきますね。

2432 DeNA→無人タクシー会社

6632 JVCKW→レーザーの活用、ZMP株主

3663 アートスパーク→ZMP株主

3901 マークラインズ → 自動車産業ポータルサイト

3652 DMP →3D地図、AI活用

3993 PKSHA →AI活用

4667 アイサンテクノロジー→3D地図

3669 モバイルクリエイト→配車アプリ

4783 日本コンピューターダイナミクス→駐車場シェアリング

米国ウーバーとその株主の9984ソフトバンク

横浜市と無人運転サービスで提携しているDeNAは本命の1つでは?この辺は法整備も必要なのでマネタイズできるのはまだまだ先になると思うので関連銘柄という事で動いても大した事はないのかもしれない。しかしながら今後、どこかで大相場が来ると思っている。レーザーセンサーを活用した監視カメラ技術とZPMの株主であるJVCKW、ZPMという事で度々相場を作っているがどうでしょうかね。もうZPMは上場するタイミングを逃してしまったのでは?と個人的に考えています。DMP,アイサンテクノロジー、ゼンリンなども自動運転等に欠かせない3D地図関連銘柄ですね。あと大本命はやはりウーバーでしょう。ここの所、色々と問題も多い会社なのとアメリカの会社なので日本市場では買えません。その関連としてソフトバンクを上げました。先日、ソフトバンクビジョンファンドがウーバー株を保有している事を明らかにしましたよね。

まとめ

未来投資戦略2018については何となくわかりましたかね?私もすべてを掘り下げて記事を書いているわけではないので他にも投資される事業や投資対象の企業は沢山あります。国策に売りなしという格言があるように国が投資する分野は今後の成長分野にもなるのでぜひ注目して下さい。その中で国策の影響で今後とてつもなく大きな恩恵を受ける企業もでてくるはずです。投資する際はその企業には夢が持てるのか?夢だけじゃなくて収益化できるのか?といった事を考えて投資すると楽しいと思います。今日はこんな所で終わります。いつもお読みいただきありがとうございます。


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