こんにちは。
厳しい相場が続きますね。
個人投資家の懐はめいっぱい痛めつけられています。
今日も基礎的な知識、お勉強の時間です。
さて本日はファンダメンタルズ配当利回り編です。
企業は投資家にお金を投資をして頂き、そのお金で企業運営を行っております。
投資家は投資をする見返りにその企業から配当金や株主優待などをもらう事ができます。
また企業業績が上昇すれば株の価値があがる為、株価上昇という恩恵を享受することもできます。
そこで着目する1つの指標が配当利回りです。
この配当利回りは
(1年間予想配当金 ÷ 株価 )×100=配当利回り(%)
となります。
1年間株価の変動がない事を前提に会社自身が予想している配当金を受け取った場合、
1年間でどのくらいのリターンがあるのかという事ですね。
上記は市場別、2018年10月26日時点の株価から算出した予想配当利回りです。
イメージですが日経平均から見た場合、約2%になります。
銀行預金、定期預金にお金を預けていても今は大した利息を受け取ることはできませんが
株式投資をすると上記のような利回りを享受する事ができます。
さてここでいつもと同じように・・・予想配当利回りが高い銘柄を買えば儲かるんじゃないか?
という疑問がでてくると思いますが・・・そういう訳ではありません。いつもの流れですねwww
この配当利回りは現状の株価が変動しない事と予想された配当金が支払われる事が前提になっています。
株価は世界景気、企業業績によって変動する為、買ったのち株価が下落してしまうと当然利回りは低下します。
株価が下落した場合、買ってない人は安い株価で同じ配当金を受け取れる可能性がある為、配当利回りは上昇します。
またそもそも配当金を出していない企業もあります。これは単純に考えて2パターンあります。
1つ目は業績が思わしくなく、配当金を出す程、余裕があるキャッシュフロー、現金保有がない場合。
2つ目は成長企業であり、利益を投資に回したい場合。
1つ目に関しては業績が悪い為、仕方がない事ですね。そういった株はなかなか上昇しづらい傾向にあると思います。
逆に業績の悪化から今度は良化、上昇に向かう場合は株価上昇に期待が持てるようになります。
これは四季報に乗っている情報なので確認してください。予想配当金、現金残、営業キャッシュフロー等を確認すればだいたいわかりますね。
2つ目に関しては新興市場銘柄に多いと思います。利益や得たキャッシュフローを配当金や株主優待に回さずに次の投資に回す企業です。配当金の受け取りより株価上昇の恩恵を投資に享受して欲しいと考える企業です。これも企業の四季報や決算資料に配当方針等が乗っているので注目企業に関しては確認をして下さい。私は2つ目の発想は間違ってないと思います。配当金より株価上昇の恩恵の方がはるかに大きいと考えるからです。
また配当金の出し方も企業によって様々です。
年1回、2回、4回などです。支払い回数を増やしても配当利回りに変化がでるわけではありませんが
配当の権利日の関係でその後株価は上下します。
例えば配当金が年1回で利回り5%の銘柄があるとすれば配当の権利落ち後は理論上配当落ちとして約5%下がるはずです。
また落ちた後の権利日までまた約1年ほど時間がある為、配当金を受け取りたい投資家の投資はしばらく減るはずですよね。
時間軸を考えて投資をする事も大切です。
最後に
投資雑誌等にはNISAで買うべき銘柄、配当生活といった様なタイトルが良く掲載されています。
しかし・・・NISA口座で株式を買い付ける場合、配当よりも株価上昇を狙いましょうよ。
配当狙いだと5年間保有した場合の非課税効果が大体計算できますが大した事はないです。
しかも受け取り配当金以上に株価が下がればマイナスで意味がありません。
また企業が減配を発表すると減配額以上に株価は売られる傾向があります。
配当利回りが高い企業はなぜこんな高い配当を出すことができるのか?
この配当状況がどこまで続くのか?という事を考えて下さい。
上でも書きましたが業績とキャッシュフローと現金残を確認しましょう。
また配当利回り5%以上の企業には要注意です。
業績悪化懸念があり株価が下落して配当利回りが高くなっているだけという事や
記念配当を出すために一時的に利回りが高くなっている可能性があります。
まとめ
①日経平均の予想配当利回りは約2%。
②配当を出すから良い企業、悪い企業という判断はできない。
③高配当銘柄は今後も継続して配当を出し続けたり、増配できそうなのか考える。
④業績悪化懸念があり株価が下落して配当利回りが高くなっている可能性がある。
⑤あくまで予想なのでその配当金が約束されているわけではない。
文章を書くのって難しいですね。
色々と伝えたい事があるのですが自分の理想通りにはなっていませんwww
分かりやすくまとまった文章を書ける勉強、訓練をしたいと思います。
皆様の為になれるよう。
それでは。