こんばんは。
元証券マン山田(@investingstock4)です。
今日は、「株式投資によるリスク管理。投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方。」がテーマです。
当然の事を書き並べますが、初心に返って改めて考えて頂ければと思います。
目次
株式投資によるリスク管理とは?
株式投資には様々なリスクがあります。
中でも一番のリスクは、価格変動リスクです。
これは当然の話ですが、株式投資をして一番怖いのが株価が変動して、損失を被る事です。
そして、貴方の投資の一番の目的は何でしょうか。
・世界経済などの知識を手に入れる事。
・話題、会話の為。
・ギャンブル性を楽しむ事。
・資産運用
一番の目的は、お金、資産を増やすことが多いのではないかと思います。
資産運用ですね。
そして、その資産運用をしていると常に価格変動のリスクがつきまといます。
これは株式をはじめとする投資をする上で絶対に切り離せない事です。
常に価格変動リスクがある投資ですが、いくつかの考えやルールを決める、知っている事である程度のリスク管理をする事が出来ます。
今回はその価格変動リスクを考えて、投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方を紹介します。
株式投資によるリスク管理とは?投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方
その1:全力投資をしない事。
基本中の基本ですが、投資をする上で全力投資をしない事は、投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ事に繋がります。
当然の事ながら全力で投資をした場合、利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。
利益を出す回数を損失を出す回数より増やす事が出来れば、トータルで利益を出す事が出来るわけですが、現実は厳しいです。
まず全力投資をする事によって、正常な投資判断が出来なくなります。
特段傾向としては、少額で利益確定をしてしまい、損失が膨らんだら損切をする状況になる事が多いです。
当然、これを繰り返せば損失が膨れ、株式投資で勝つこともできません。
しかも1度損失が膨らんでしまった場合、取り返しのつかない損失になる可能性があります。
最悪、相場から退場してしまう可能性もあります。
投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方、その1は、「全力投資をしない事。」です。
そして初心者投資家の方は、デリバティブ取引、信用取引でレバレッジをかけない方が良いと思います。
その2:損失が膨らむ事を前提に投資をする事。
投資あるある。
「買ったら下がる。」
「売ったら上がる。」
皆さんも良くありませんか?
これは株式投資の仕組みを考えると当然の事象なのですが、
「買ったら下がる。」→自分が買えるという事は、売っている人がいるという事です。
「売ったら上がる。」→自分が売れるという事は、買っている人がいるという事です。
こういった事です。
価格変動リスクがある投資商品へ投資する時は、損失が膨らむ事を前提で考えましょう。
そして、安値で買う事、高値で売る事は不可能だという前提を持ちましょう。
この考えを持つだけで、気持ちはそうとう楽になると思います。
不可能な事を可能にする事は、不可能です。
その3:損失が膨らんだ場合、どの程度まで膨らむか考える事。
チャートを見る事によって、過去の変動リスクを知る事が出来ます。
貴方は投資をする際に、しっかりと記録をつけていますか。
・過去1週間
・過去1か月間
・過去6か月間
・過去1年間
・過去5年間
・過去10年間
最低でもこの6つの期間の最大下落幅・下落率、最大上昇幅・上昇率を調べてみましょう。
これはFXの為替、株式の株価、日経平均などの指数、価格さえあればすべての金融商品で調べる事が出来ます。
この騰落幅、騰落率を知る事で、投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ事につながると思います。
もちろんあくまで過去の数値なので、今後も同じ率や幅で動く保証はありませんが、過去にあった幅と率は、今後も起こりえるものだと考えましょう。
その4:もし損失が膨らんだ場合、どの程度まで損失が膨らむか考え、投資する株数を決めましょう。
まずナンピンの効果として、価格が高い所で多くの株数を買い付けた場合、ナンピンするハードルが高くなります。
投資する資金が100万円あったとして、株価1,000で500株買ったAさんと株価1,000円で100株買ったBさんでは、株価が下落した時にナンピンのし易さに大きいな差がでます。
Aさんは初回に株を買つけた際の残金は50万円、Bさんは90万円。
当然下がらずに上昇した場合は、Aさんの方が大きく儲かるわけですが、ここでは、その2「損失が膨らむ事を前提に投資をする事。」を考えましょう。
買い付けた株価が下落した場合は、どう考えてもBさんの方が動きやすいですよね。
その4で言いたい事は、自分の資金とその2、その3を考えて株数を決定しましょうという事です。
分散せずに1銘柄を中長期で狙っていく場合、私は初回買い付けの金額を自分の資金量の10%くらいで考えています。
初回買い付けが全資金量の10%程度だと、2割下がったら20%、5割下がった30%と買い増しをしていきます。
※買いから入る事を前提に考えています。
※短期で考えている場合、ナンピンするタイミングの下落率はもっと小さく設定します。
※投資のスパンにより、考え方は変わってくると思います。私は中長期運用を考えています。
株式投資によるリスク管理とは?投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方のまとめ
まとめ
その1:全力投資をしない事。
その2:損失が膨らむ事を前提に投資をする事。
その3:損失が膨らんだ場合、どの程度まで膨らむか考える事。
その4:もし損失が膨らんだ場合、どの程度まで損失が膨らむか考え、投資する株数を決めましょう。
この4つを考えて投資行動をするだけで、「投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方」に近づいてくると思います。
当然の事、こんな事知っても意味はないと思われる方も多いと思いますが、言うは易く行うは難しです。
2月24日(月)のNYダウは、1,031ドル安。
25日(火)の日経平均も1,000円安を超える局面がありました。
投資で勝つ、利益を出す、損失を防ぐ考え方のその3を考えていれば、
今回のこの暴落でもロスカットになったり、慌てる必要はなかったと思います。
皆様の参考になればと思い記事にしてみました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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