目次
移動平均線の使い方 初心者向け
こんばんは、元証券マン山田(@investingstock4)です。
今日も移動平均線の使い方(株価と移動平均線の乖離率)について書きます。
初心者向けの内容になるので上級者の方は見る必要はありません。
前編の傾き、トレンド編・株価と移動平均線の位置関係を読んでいない方は先に読むことをオススメします。
前編のまとめ
傾き、トレンド編
移動平均線の使い方!これを理解するだけで相場は楽になる?初心者向け(傾き、トレンド編)
ポイント
移動平均線が右肩上がり(右肩下がり)
↓
上昇トレンド(下落トレンド)
↓
買い(売り)
株価と移動平均線の位置関係
移動平均線の使い方!これを理解するだけで相場は楽になる?初心者向け(株価と移動平均線の位置関係)
ポイント
株価、13週移動平均線(短期線)、26週線移動平均線(長期線)の位置関係は全部で6種類あります。
それぞれ6種類の位置関係を理解する事が一番良いと思いますが
ここでは
①上昇トレンド
②下落トレンド
この2つの位置関係だけ覚えて下さい。
分かりやすく理解する為に上記2つ以外は中立と考えれば良いと思います。
株価と移動平均線の乖離率で売買のポイントを判断
株価と移動平均線の乖離率とは?
一般的に株式投資の場合、売られすぎた銘柄は買われ、買われすぎた銘柄は売られる傾向があります。この「売られすぎ、買われすぎ」を判断するひとつの材料が株価と移動平均線の乖離率です。これを移動平均乖離率と呼んでいます。本来、株価と移動平均線との距離は接近したり、離れたりしながら推移しますが、時として極端に離れることがあります。もちろん、株価を動かす大きな材料が発表された場合などは大きく乖離することは珍しくありませんが、特に大きな材料もなく、大きく乖離した場合には、その反動から移動平均線に接近する可能性があります。
乖離率とは株価と移動平均線との距離を%で表した指標です。
株価と移動平均線は乖離する(離れる)ものですが、収斂する(近づく)ものでもあります。
その特徴を投資で活かすものだと考えて下さい。
・乖離率の目安を覚える。
→25日移動平均線の場合、一般的には5%、10%が目安と言われています。
・過去の乖離率から考える。
→個々の銘柄ごとに特徴があったり、なかったりします。
東証1部とマザーズ、大型と中小型等、上場している市場や時価総額の大きさによって考え方を変えています。
・なぜ乖離しているのか考える。
→良い材料、悪材料が出ているのか?
・株価、移動平均線は常に変動している事を忘れない。
→株価の変動で移動平均線の位置も変動しています。
当然乖離率も日々変動しますし、変動が少ない時もあります。
この4つがポイントだと思います。
株価と移動平均線の乖離率で買いポイントを判断する
25日移動平均線の場合
一般的には
・マイナス5%
・マイナス10%
が売られ過ぎと言われています。
売られ過ぎという事は逆の表現をすれば買えるという事になります。
メモ
私の投資手法では
マイナス乖離の銘柄を買う事はあまりありません。
私は株価が移動平均線を抜くタイミングを狙う事が多いです。
乖離率がマイナス乖離からプラス乖離になるタイミングです。
※個々で使い方(投資手法や時間軸)が違う為、参考程度に考えて下さい。
※短期リバウンド狙いはマイナス乖離銘柄を狙います。
株価と移動平均線の乖離率で売りポイントを判断する
25日移動平均線の場合
一般的には
・プラス5%
・プラス10%
が買われ過ぎと言われています。
買われ過ぎという事は逆の表現をすれば売りという事になります。
メモ
私の投資手法では
売り(利益確定)に関しては5%、10%、15%、20%を基本的な目安にしています。
同時にその銘柄の過去の乖離率を参考にして上記4つの数字から選択をする事が多いです。
同じ銘柄でも全体・指数の情勢、狙う時間軸によって目安を変えます。
また過去、当日のローソク足、当日の分足ローソク足も同時にチェックします。
日足に関してはトレンド、形成のされ方、分足に関してはトレンド、移動平均線を見ています。
※個々で使い方(投資手法や時間軸)が違う為、参考程度に考えて下さい。
※利益確定売り、損切りに関しては考え方を変えています。
移動平均線の使い方のまとめ
ここまで
③株価と移動平均線の乖離率(このページ)
についてお伝えしました。
この3つが理解できると相場は楽になると思います。
株価の上昇、下落は誰にもわかりませんが予想をする事は誰でも可能です。
その予想の精度を高める為に移動平均線を活用されたら如何でしょうか!?
大学生や投資初心者、証券会社の新入社員の方に読んでいただければ幸いです。