こんにちは。
元証券マン山田(@investingstock4)です。
今日は株あるあるの1つである
自分の保有株だけがなぜ下がっているのかについて書きます。
「日経平均は高いのに私が保有している株は上がらない。」
「日経平均は上がっていて強いのに業績が良いはずの〇〇〇が下がっている。」
こういったお話は株式投資の世界では良くある事です。
とっても悲しいし、やる気がなくなりますよね?
私の株式投資歴は10年以上、証券会社にも約10年ほど在籍していましたが
全体が強い中で自分の持ち株が下落している事は多々あります。
(ただ下手なだけの可能性もw)
とっても悲しいです。
でもそんな時、皆様はどんな行動をとっていますか!?
そんな時に「なぜ下がっているのか」
理由を知る事はとても大切な事です。
理由がわからないと継続保有するのか、損切するのか、買い増しするのか判断ができません。
まずは下がっている理由を調べましょう。
今日は自分の保有株だけ上がっていない時に行うべき行動についてまとめてみました。
目次
自分の保有株だけ下がっている時は個別材料を調べる
これは一番の基本になります。
日経平均が上がっていても保有株で悪材料がでてしまったケースです。
(上がっている銘柄は材料出尽くしという可能性もあり)
・業績発表
・業績修正
・中期経営計画
・事故、不祥事、トラブル
・大量保有報告書
この悪材料のケースは理由がわかりやすいはずです。
ツイッター検索を活用しよう!
4911 資生堂 を例に取り上げてみます。
①虫眼鏡をクリックして下さい。
②キーワード検索に
・銘柄名
・銘柄名 コード番号
を入力して下さい。
そうすると
材料が出てきました!
ツイッター検索は多くの方が使っている方法ですが悪材料、好材料を見つけるのに便利です。
ぜひ活用して下さい。
ヤフーファイナンス掲示板
ヤフーファイナンスの掲示板でも色々な情報が載っています。
面白い人も多々いるので私はよく見ています。
しっかりとソースを載せている投稿者さんもいます。
グーグル ニュース検索
一番使う頻度は少ないですが
銘柄情報を調べる場合に使う事もあります。
検索ワードに
・銘柄名
・銘柄名 コード番号
株価に直接関係ない記事もでてくるので気を付けてください。
・一番のポイントは発生した材料が経営に大きな影響を与えるのかどうか!?
・経営に影響を与えない悪材料も多いです。
・自分の過去の経験やツイッター、ヤフー掲示板の意見を参考にするのもありです。
※いい加減な情報も多々あるので注意して下さい。
※企業からのIR情報以外は参考までに。
チャートでテクニカルを確認する
テクニカルで買われる事、売られる事も良くあります。
代表的な例だと
・ゴールデンクロス
・デッドクロス
ですね。
他にもテクニカルの買いサイン、売りサインは沢山あります。
代表的なサインは覚えておくべきでしょう。
代表的な買い売りサインはいつかまとめて記事にしたいと思います。
過去記事 底入れポイント
過去記事 はらみ線について
私のブログでは日経平均の移動平均線について解説をする時があるのでそれを個別銘柄にも活用して頂ければと思います。
業種別騰落率を調べる
私はネット証券はSBI証券、松井証券。その他に対面証券会社等、複数社の証券口座があります。
その中でもSBI証券をメインで使わせて頂いています。
今回はSBI証券で業種別騰落率を見る方法をお伝えします。
SBI証券にログインしたら右上のランキングをクリックして下さい。
①左上の市場別をクリックして下さい。
②真ん中に表示される業種別をクリックして下さい。
そうすると業種別の騰落率が表示されます。
2019年1月11日
日経平均株価
20,359円
196円高 +0.97%
でした。
上昇率ランキング
7位の海運業の騰落率は+0.85%
7位以下の業種は日経平均株価よりも弱いと判断できます。
全33業種での表示の為、半分以上の業種が日経平均株価より弱った事を示します。
・業種別で強弱を判断して下さい。
・全体の騰落率と比べて下さい。
注意点
このランキングは寄与度の大きい銘柄の影響を受けますので1銘柄の大幅上昇、下落で業種別騰落率が大きく上がる事、下がる事があります。
市場別騰落率、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数を調べる
SBI証券のアプリを使って
市場別騰落率
値上がり銘柄数
値下がり銘柄数
を調べましょう!
①主要指標をクリックして下さい。
②国内市場をクリックして下さい。
そうすると表示されます。
値上がり銘柄数(%)、値下がり銘柄数(%)が表示されています。
昨日の相場を見ると
東証1部企業は値上がり銘柄、値下がり銘柄が約50%。
2019年1月11日
日経平均株価
20,359円
196円高 +0.97%
日経平均は196円も上がっているのに
東証一部企業は半分は値下がりしている事がわかりません。
変な感じですよね。
逆に東証二部、ジャスダックスタンダード、ジャスダックグロース、東証マザーズは半分以上は値上がりしていますよね。
昨日は中小型株が強かったんだなと考えられます。
市場別騰落率、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数を調べる事によって
・市場別に強弱が判断できる。
・日経平均株価からは理解できない市場全体の動きがわかる。
日経平均寄与度ランキングを調べる!
私は
を見ています。
今では個人投資家のレベルがすごい高まっているし、情報のスピードがとても速い時代なので知っている人の方が多いと思いますが参考になりますよ。
2019年1月11日
日経平均株価
20,359円
196円高 +0.97%
寄与度上位のファーストリテイリングは+119となっています。
これはファーストリテイリング株の上昇によって
日経平均株価を119円押し上げているという事になります。
ファーストリテイリングが上昇していなかったら77円高という事になりますよね。
1つの銘柄で大きく指数を持ちあげている事になります。
皆が一番見る指標は日経平均株価なんですが
値さが株(株価の高い株)の影響を大きく受ける指標になっています。
寄与度を理解していると日経平均は強いのに自分の保有株が下がっている事も理解できるようになります。
このランキングを見ると
・なぜ日経平均が高いのか?安いのか?
・一部の銘柄で指数を押し上げている、押し下げている。
といった事がわかりますよ
まとめ
●自分の保有株だけ下がっている時は個別材料を調べる
・ツイッター、ヤフーファイナンス、ニュース検索から悪材料、好材料を探す事
・その材料が経営に影響をどれだけ与えるか考える事。
●チャートでテクニカルを確認する
・テクニカル要因で売買される事も多い。
・基本的な買いサイン、売りサインは理解しておきましょう。
・私がブログで書いている移動平均線分析を参考にして頂けたら幸いです。
●業種別騰落率を調べる
・業種別で強弱を判断して下さい。
・全体の騰落率と比べて下さい。
●市場別騰落率、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数を調べる
・市場別に強弱が判断できる。
・日経平均株価からは理解できない市場全体の動きがわかる。
●日経平均寄与度ランキングを調べる
・なぜ日経平均が高いのか?安いのか?
・一部の銘柄で指数を押し上げている、押し下げている。
継続保有、損切、買い増しを考える前になぜ保有株が下落しているのか、上昇しているのかしっかりと調べましょう。
こういった見方ができる相場がかなり楽に感じると思います。
何か気になった事があればツイッター、お問い合わせよりご連絡下さい。
オススメ記事