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5G?何と読むの?
5Gと書いてファイブジーと言います。
色々な方と5Gにまつわる話をする際にゴジーっていう方がいるので気を付けて下さい。
恥ずかしい思いをします。
5Gは英語ではfifth generationの略であり、第5世代移動通信システムの事を指します。
私はお話する時は5Gか5Gを次世代通信システム、次世代通信技術と訳しています。
通信規格の簡単な歴史
1G
1Gは第1世代移動通信システムの事。
1979年にNTTが開発した自動車電話
アナログ通信規格
2G
2Gは第2世代移動通信システムの事。
アナログ通信規格からデジタル通信規格へ
パケット通信も始まる。
1990年代前半から2000年までに普及
電子メールやウェブ閲覧対応などの機能
3G
3Gは第3世代移動通信システムの事。
パケット通信が高速化
2000年から2000年後半にかけて。
私が初めて携帯電話を手に入れた時は3Gの時です。
4G
4Gは第4世代移動通信システムの事。
LTE(Long Term Evolution)
現在私たちが利用している通信システムは4Gになりますね。
年々通信システムが進化しており、高速化が進んでいます。
そしてその次に来るのが
5G(第5世代移動通信システム)です。
5G(第5世代移動通信システム)とは?
現在の4Gの規格と比べて5Gは
- 超高速通信・大容量通信
- 低遅延
- 多接続
が特徴です。
超高速通信・大容量通信
5G通信が実現すると現在の4G・LTEの約100倍の通信速度になるそうです。
現在の通信速度でもPCやスマホを使ってyoutubeなどの動画を視聴してもストレスはありません。
それが100倍の速度になったらどうなるのか。
現在よりもサクサク動画視聴が可能になるのか。
気になる所です。
低遅延
ネットワークの遅延が1ミリ秒(1/1000の1秒)になるそうです。
ラインでの電話やPCでスカイプを利用した際に音声が届くのに時間がかかる事はご存知でしょうか。
音声が届く時差ですね。現在の通信速度でも問題なく会話はできると思いますがこれが実現する事によりさらに快適な通話が可能になるはずです。
また通信を介したロボットやコントローラーの操作もより快適にリアルタイムに行う事ができるはずです。
多接続
1㎢当たり100万個以上の機器を同時に接続できるようになるそうです。
現在、IOT(物のインターネット・インターネット オブ シングス)の流れが急速に広がっております。
エアコン、テレビ、スピーカー、電子レンジ、冷蔵庫、お風呂等、様々な生活用品とインターネットが接続される時代になっています。
この5Gの実用により、様々な対応生活用品も拡大して行くでしょう。
5G商用化。外国の動きは?
5Gに対するアメリカの動きは?
2018年10月
アメリカのベライゾンコミュニケーションズ
が全米4都市で5Gの商用サービスを開始。
2018年12月
アメリカの大手通信事業者AT&T
が全米12都市で5Gの商用サービスを開始。
5Gに対するアジア勢の動きは?
2019年春から韓国では大手通信事業者KTなど3社が商用化を計画。
中国でも大手通信事業者3社が約10万局という基地局を運用開始予定。
5Gに対する日本企業の取り組みは?
2018年12月にNTTドコモはトヨタ自動車、小松製作所、フジテレビと提携し5Gの商用化についてのイベントを開催しました。
その際、NTTドコモ社長吉沢和弘氏は「5Gはデジタルトランスフォーメーションを実現する大きな要素。革新的なサービスの創出につながる。」と発言。
このブログを読んでいる方は過去の記事も見ているかと思われますが以前書いたDXレポートについてですね。
今見ると簡単で内容が薄い記事ですが短めにまとめてあるのでぜひ読んでください。
KDDI、ソフトバンクもNTTドコモ同様に力を入れています。
5G商用化により自動運転や遠隔医療などでインターネット通信技術を利用した新しいビジネスが進化していき、携帯事業者は新たな収益源、ビジネスを展開する事が可能になるそうです。
特段過疎化が進む地方での利用価値は高いとの事。
地方のバス事業者は赤字でも運営を続けています。
今後、自動運転バスを導入する事ができればかなりのコストダウンが見込めます。
タクシーに関しても同じ事が言えます。
元々人口が少ない地方では医者不足も深刻な社会問題になっていますが5Gの活用により遠隔医療システムが整えばこれも少しは解消する事ができるようです。
ハウスメーカーはIOT対応可能なスマートハウスを作り、地方自治体は公共インフラを制御するスマートシティーの実現。
2020年東京オリンピックまでに5G通信網を整備するとの事なのでかなり近い将来に今までなかったサービスや商品が生まれてくるでしょう。
来年、すごい未来が来るかもしれない!?
5G関連銘柄は?本命はどこになるのか!?
5G通信を利用する場合、4Gと周波数、規格が違うため、現在のスマホや電子機器は流用できません。
その為、新しいスマホや電子機器につかう電子部品として積層セラミックコンデンサ、無線LANモジュール、ブルートゥースモジュールの需要が見込めます。
電子部品関連
- 6701 NEC
- 6702 富士通
- 6981 村田製作所
- 6976 太陽誘電
- 6762 TDK
- 6770 アルプスアルパイン
特段、村田製作所は5G需要の電子部品のほとんどを作っており、世界シェア1位の部品が多数あります。
大型の本命は村田製作所と言えるでしょう。
大手携帯キャリア
- 9437 NTTドコモ
- 9433 KDDI
- 9984 ソフトバンク
基地局整備
- 1417 ミライトHD
- 1951 協和エクシオ
- 6513 オリジン電気
- 9702 アイエスビー
通信計測器メーカー
- 6754 アンリツ
- 6778 アルチザ
その他5G関連
- 4308 Jストリーム
- 5801 古川電工
- 6777 santec
- 6800 ヨコオ
- 6930 日本アンテナ
まとめ
個人的な考えですが本命は6981村田製作所、6754アンリツだと思っています。
(村田製作所はファーウェイ関連の部品を扱っているのでファーウェイ関連として不安はあります。)
5Gは中国のファーウェイのいざこざから商用化が遅れるという報道もでましたが影響は軽微だと思います。
各国、商用化実用化への動きを進めています。
2019年3月には日本でも総務省が各携帯事業者へ周波数の割り当てを行いますし、2020年東京オリンピックに向けて整備は行われる事でしょう。
関連銘柄も上記以外の銘柄が増えてくるはずなので一緒に探しましょう!
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