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FXの税金完全保存版。繰越控除、損益通算と職業別の確定申告の方法について。

FXの税金完全保存版。繰越控除、損益通算と職業別の確定申告の方法について。

FX取引

FXの税金完全保存版。繰越控除、損益通算と職業別の確定申告について。

投稿日:2019年11月5日 更新日:

元証券マン山田(@investingstock4)です。

今回はFXの税金についてのお話です。

10月~12月は税金対策が大切になる時期です。

この税金対策ですがそもそもの税制を知らないと何も対策をする事ができません。

今回はFX取引に関する税法はどうなっているのか。

税金はいくらになるのか。

税金対策の王道、繰越控除、損益通算とは。

職業別の確定申告と税法の考え方についてお伝えしていきます。

FXに関わる税金の完全保存版として書きますので最後までご覧ください。

※個人口座の税制と法人口座の税制は違います。その為、今回は個人口座の税制に的を絞って解説します。法人口座の税制は後日解説する予定です。

目次

FX税金はいくら?いつからいつまでの損益を確定申告するの?損益通算、職業別の確定申告について

FXの税金はいくら?

FXの税金はいくらになるでしょうか。

答えは簡単!

利益に対して20.315%が税金となります。

貴方がFXで1年間100万円の利益を出したら

203,150円を税金として納めなければいけません。

ちなみに株式投資、投資信託と違ってFXには特定口座がありません。

特定口座とは

特定口座とは取引における損益を自動計算してくれる口座となっています。

同時に源泉徴収ありを選択すれば、利益に対して自動で税金が一時徴収されます。

また、年間損益がプラスの状態で損切の決済、売却をすると自動で税金が還付されます。

その為、特定口座源泉徴収ありを選択していれば確定申告の必要がありません。

投資家にとってとても利便性があるシステムです。

残念ながらFXにはこの特定口座という物がありません。

利益がでた場合、基本的にはその利益に対して20.315%の納税義務がかせられます。

しかも自分で確定申告をする必要がでてきます。

投資家にとっては面倒そのものですよね。いつの日か特定口座が導入される日も来るかもしれませんが今のところそのような話は聞こえてきません。

さて、次章はFXの税法について詳しく説明をしていきます。

FXの利益はいつからいつまで申告する必要があるの?

FXの税金

FXの税金

「FXの税金はいくら?」でも書きましたがFXに関わる税金は利益に対して20.315%がかせられます。

それではいつからいつまでの利益を確定申告すべきなのか。

1月1日~12月31日までの合計損益を翌年確定申告する必要がございます。

もっと具体的にいうと

1月1日、元旦は為替取引が休場となるので

1月2日のマーケットスタートから12月31日のマーケロットクローズまでとなります。

この1月2日、12月31日とは営業日ベースとなります。

この営業日ベースというのがわかりずらいのですが、

FX業者によって取引時間が異なる為、全社共通というわけではございません。

ここでは私がオススメできるFX業者4社の1月2日のマーケットスタートから12月31日のマーケットクローズの時間をご紹介します。この期間の損益を確定申告する必要があるので参考にして下さい。

この期間の損益を申告する必要があります

●GMOクリック証券 FXネオ

1月2日午前7時~翌年の1月1日午前7時まで。

●DMM FX

1月2日午前7時~翌年の1月1日午前6時50分まで。

●みんなのFX

1月2日午前7時~翌年の1月1日午前6時40分まで。

●FXTF

1月2日午前7時5分~翌年の1月1日午前6時50分まで。

上記期間が1年間の損益となり、確定申告の際に申告をする期間となります。

※年末年始は各社取引時間が変更となったり、休場となる可能性があります。詳細は各FX業者へお問い合わせ下さい。

FXの利益とは?損失とは?

FXの利益とは

・ポジションを決済した際に発生した利益

・ポジションを決済した際に受け取ったスワップの金額

・ポジションを決済せずに受け取ったスワップの金額

・キャンペーンによるキャッシュバックの金額等

上記、4つの合計額がFXの利益となります。

逆に

FXの損失とは

・ポジションを決済した際に発生した損失

・ポジションを決済した際に支払ったスワップの金額

・ポジションを決済せずに支払ったスワップの金額

上記の3つの合計額がFXの損失となります。

FXの利益とFXの損失の合計額がFXの損益となり、このFXの損益の合計額貴方の職業によって確定申告が必要になったり、不必要になったりするわけです。

注意点

保有しているポジションの含み損益、そのポジションに付随する未受取スワップ、未払いスワップに関しては確定申告をする際の損益に含まれません。実際に利益、損失となった決済注文(実現損益)、受取済み、支払い済みのスワップの合計額が確定申告する際の損益となります。

FXの繰越控除とは?

まずFXの繰越控除とは何の事でしょうか。

株取引をしている方にとっては馴染みがあるかもしれませんね。

制度事態は株取引における繰越控除と同じになります。

FXの繰越控除とは過去三年間の損益を繰越して合計できるという意味です。

この繰越控除によって単年ベースでは税金の支払いが必要になるが、過去三年間を遡って損益を繰越控除できるので税金の支払い不必要になる、納税額が下がる場合があります。

逆に単年ベースでは税金の支払いが不必要になるが、繰越控除により税金の還付を受けられる場合もあります。

この繰越控除の制度を利用する方、しない方がいるわけですが制度の概念は理解すべきです。

過去三年間の損益を繰越できる制度ですが言葉だけでは分かりにくいので図解でパターンを3つご紹介します。

 

①2018年のFXの損益が100万円の利益、2019年のFXの損益が50万円の損失の場合。

2年間のトータル損益は50万円の利益。

2018年は単年ベースで100万円の利益が出て、20.315%にあたる203,150円を税金として納める必要があります。しかし翌年2019年に50万円損失を出してしまった為、2019年は単年ベースでは非課税となります。

FXの税金例1

FXの税金例1

しかし繰越控除を利用して確定申告をする事によって101,575円の税金の還付が受けられます。損失が出ているから確定申告をする義務はありませんが、このケースだと確定申告をしないと実質は損となります。

FXの税金例2

FXの税金例2

②2018年のFXの損益が100万円の損失、2019年のFXの損益が120万円の利益の場合。

2018年は100万円の損失が出ている為、単年ベースでは確定申告の必要はなく、非課税となります。翌年2019年は120万円の利益がでている為、単年ベースでは確定申告の必要があり、利益に対する20.315%にあたる243,780円の納税義務が発生します。

FXの税金例3

FXの税金例3

しかしながら2018年の損失を確定申告している場合には、2018年、2019年の損益を繰越控除する事が可能です。繰越控除を利用し、確定申告をした場合は、2年間のトータル損益が20万円となる為、2019年はこの20万円の利益に対する20.315%にあたる40,630円の納税義務が発生します。2年間確定申告をする事により、2019年の納税額は203,150円も減る事になります。このケースだと2年間確定申告をしていないと実質は損となります。

FXの税金例4

FXの税金例4

③2018年のFXの損益が100万円の損失、2019年のFXの損益が50万円の利益、2020年のFXの損益が100万円の利益の場合。

■1:3年間の内、利益がでた2019年、2020年のみ確定申告をした場合。

2018年は100万円の損失の為、単年ベースでは確定申告の必要はなく、非課税となります。

2019年は50万円の利益の為、利益に対する20.315%にあたる101,575円の納税義務が発生します。

2020年は100万円の利益の為、利益に対する20.315%にあたる203,150円の納税義務が発生します。

3年間の納税額は合計で304,725円となりました。

FXの税金例5

FXの税金例5

■2:3年間、連続で確定申告をした場合。

2018年は100万円の損失の為、単年ベースでは確定申告の必要はなく、非課税となります。

しかしながら確定申告は行います。

2019年は50万円の利益の為、単年ベースでは利益に対する20.315%にあたる101,575円の納税義務が発生します。しかしながら前年2018年に100万円の損失を確定申告している為、繰越控除を活用する事により2年間のトータル損益は50万円の損失となり、確定申告の必要はありますが、非課税となります。

2020年は100万円の利益の為、単年ベースでは利益に対する20.315%にあたる203,150円の納税義務が発生します。しかしながら前年2018年に100万円の損失、2019年には50万円の利益を確定申告している為、繰越控除を活用する事により3年間のトータル損益は50万円の利益となります。2020年はこの50万円に対する20.315%にあたる101,575円の納税義務が発生します。

3年間の納税額は合計で101,575円となりました。

FXの税金例6

FXの税金例6

■1、■2では203,150円もの差がでます。

①、②、③すべてに共通する事ですが利益が出なければ確定申告は不必要となります。

しかし損失がでた場合に確定申告をする事により、トータルの納税額を抑える事が可能となります。

どちらにせよ利益がでた場合は確定申告の必要性がある為、損失が出た年も確定申告をした方がお得だという事がわかります。

注意

・この繰越控除の制度を利用する為には2年以上連続して確定申告をする必要があります。最大3年間分の取引損益を繰越控除できます。

・今回はFXの税金のみに焦点を当てています。確定申告をする事によりその個人の年間所得も変わる為、FXの税金以外にメリット、デメリットが発生する可能性があります。税金の相談は税理士、税務署で行ってください。

FXの損益通算とは?

損益通算とは意味合いとして主に2つあります。

損益通算とは

①取引しているそれぞれの証券会社の損益を通算できる事。

②取引しているそれぞれのデリバティブ取引の損益を通算できる事。

①取引しているそれぞれの証券会社の損益を通算できる事。

貴方がA証券会社、B証券会社、C証券会社の3社と取引をしている場合、それぞれの証券会社の損益を合計して確定申告をする事が出来ます。

2019年、A証券会社で100万円の利益がでたとします。

同年2019年にB証券会社で100万円の損失がでたとします。

この場合、A証券会社とB証券会社の利益と損失を合計するとプラスマイナス0という事になり、FXの税金のみに焦点を絞った場合、納税額が0円となります。

これがそれぞれの証券会社の損益を通算できる損益通算となります。

しかしながらその損益通算にも条件があります。

FXの取引はデリバティブ取引の為、株式や投信信託の売買益とは損益通算をする事ができません。

貴方が取引をした金融商品によって損益通算が出来るものと出来ないものがあるので注意が必要です。

②取引しているそれぞれのデリバティブ取引の損益を通算できる事。

通算できる商品はデリバティブ取引全般(先物取引、オプション取引、CFD取引、FX取引等)になります。

株式、米国株式、投資信託、外国債券などの損益とは通算する事ができません。

複数の証券会社でデリバティブ取引をされている方は利益が出ていても、損失が出ていてもしっかりと確定申告する事によって税金の軽減、還付を受けられる可能性があるので自分の損益に関してはしっかりと把握しておきましょう。

損益に関しては年間取引報告書に記載があるのでそちらを見て下さい。

FXの損益に経費計上できる?

FXの経費

FXの経費

FX取引の為に購入したPC、ディスプレイ代、インターネット回線やスマートフォンの通信費、勉強会・セミナー費用、勉強会・セミナー参加の為の交通費、取引の為に必要な関連書籍代などを費用として計上できる可能性があります。これはFX取引以外の個人利用にも使われている範囲がある為、税理士さんや税務署の方と相談が必要になります。スマートフォンの通信費などは全額経費計上できる可能性は低いです。しかしながらせっかく確定申告をするわけですから費用として経費計上できるものは計上させておきたい所ですね。

FXの職業別の確定申告について

会社役員、会社員、パート、アルバイトなどの給与所得者の場合

FXの利益が20万円以下の場合は確定申告が不要となります。

逆に20万円以上の利益の場合は確定申告が必要となります。

※FX以外の所得により確定申告が必要になる場合もあるのでご注意ください。

無職、学生、主婦などの給与所得がない方の場合

FXの利益が38万円以下の場合は確定申告が不要となります。

逆に38万円以上の場合は確定申告が必要となります。

※主婦や学生の方で扶養になっている方は利益が38万円を超えていると扶養から外れてしまう可能性があります。

※アルバイトをしている学生は、基礎控除、給与所得控除、勤労学生控除があり年間130万円を越えなければ確定申告は不要となります。

※FX以外の所得により確定申告が必要になる場合もあるのでご注意ください。

個人事業主、事業所得者の場合

38万円以上の「事業所得」がある場合は確定申告が必要となります。

※青色申告をしている個人事業主については通常、確定申告が必要なため、一般的な個人事業主は、FX取引についても個人事業とともに確定申告が必要となります。

※FXの税金は申告分離課税・雑所得となります。専業(プロ)の方は個人事業主であれば事業所得となります。

※FX以外の所得により確定申告が必要になる場合もあるのでご注意ください。

FXの税金、まとめ。貴方は確定申告する必要がありますか。

この記事を読んでくださった方は自分が確定申告をする必要があるのか、ないのか分かったと思います。

納税は国民の義務なのでしっかりと確定申告をして下さい。

また、税制はとても複雑な為、自分で考えてもわからない事が多々あると思われます。

そんな時は税務署、税理士さんに相談してください。

税金の事はプロに聞くべきです。

ちなみにFXで利益を出しているにも関わらず無申告だと再申告や追徴課税の通知が来る可能性があります。

証券会社は支払調書という計算書を税務署へ提出している為、照合すればすぐに脱税が発覚します。

脱税は大きな罪です。

お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんも脱税で大きな話題になってしまいました・・・。

個人的に好きな芸人さんなので悲しい事ですが、どんな言い訳をしても脱税をしてはいけません。

※仮想通貨、海外FXは雑所得となる為、国内FXの損益と繰越控除、損益通算をする事ができません。

※確定申告を忘れてしまった場合は過去5年間については修正申告出来る可能性があります。

申告できない可能性もありますのでそこは注意してください。基本的には後出しで有利になる修正申告は認められない事が多々あります。

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