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FX取引のスプレッドとストップ狩りの真相は!?

FX取引のスプレッドとストップ狩りの真相は!?

FX取引

FX取引のスプレッドとストップ狩りの真相は!?

投稿日:2019年10月31日 更新日:

こんばんは、元証券マン山田(@investingstock4)です。

今日は前回FX記事の「FX業者のスプレッド最挟戦争が勃発!オススメFX業者は?」、前々回の「FX業者の収益構造はどうなっているの?カバー取引と配信レートについて」に引き続きFXに関するお話です。

今回のテーマは「FXのスプレッドとストップ狩りの真相は!?」です。

ツイッターやブログなど見ているとストップ狩りについて書かれている事が多々あります。

FX取引をする上でロスカットを避ける事はとても大切な戦略であり、リスク管理の1つです。

FX業者の行動と長年、金融関係に勤めていた私の考えをまとめてみました。

FX取引のスプレッド

FX取引のスプレッドとは

FX取引にはスプレッドと呼ばれるものがあります。買える値段(ask価格)と売れる値段(Bid価格)の差の事ですね。

店頭外国為替証拠金取引業者でFX取引をする場合、必ずこのスプレッドがあります。FX業者は手数料無料と謳っておりますが、確かに売買手数料はありませんが、実質このスプレッドが手数料に相当します。

ドル円為替レート、スプレッド

ドル円為替レート、スプレッド

(参照:GMOクリック証券

※売りと買いの差、スプレッドは赤字で囲まれた数値になります。

現在のFX業者は原則固定の低スプレッドを謳って、自らの企業広告を掲載しています。

ヒロセ通商LIONFX スプレッド原則固定

ヒロセ通商LIONFX スプレッド原則固定

(参照:ヒロセ通商 LION FX

このスプレッドですが原則固定とありますが、突然、広がってしまう事があります。

それはどんな時か?

FX取引、スプレッドが広がる時

どのような場面でスプレッドが広がってしまうか覚えておきましょう。

スプレッドが広がる時

①流動性が低い時

②経済指標発表前後

③ボラティリティが高い時

①流動性が低い時

為替取引が活発に行われる通貨は、米ドル、ユーロ、日本円です。これら三通貨のメイン市場が開いている時は基本的に流動性が高い時間帯です。東京時間、ニューヨーク時間、ロンドン時間と言われる事もあります。

流動性とは

経済学における流動性(英: Market Liquidity)は、交易上の商品などの資産が、いかに容易に交換できるかを示す性質を言う。貨幣経済が主流となった今日では、貨幣そのものをさす場合もある。

(引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』流動性 (経済学)

それでは流動性が低い時間とは?

日本時間の早朝となります。

ニューヨークの為替取引がクローズして、日本の為替取引が活発になるまでの間が流動性の低い時間帯となります。イメージは早朝5時から8時くらいまでです。

この流動性の低い時間帯は各FX業者がスプレッドを広げる時間帯です。FXのアプリを黙視しているとわかります。簡単にまとめると金融機関が為替取引を思ったようにできない時間帯ですね。

インターバンク市場もFX業者も思った通りに取引が出来ない可能性がある為、スプレッドを広げます。通貨の供給元であるインターバンク市場でもスプレッドが広がりやすいのでFX業者もそれに合わせてスプレッドを広げます。

②経済指標発表前後

経済指標が発表される前後はスプレッドが広がります。金融機関は経済指標に対する予想を出しますが実際に発表されるまで数値はわかりません。予想通りになる事もありますが予想から大きく外れた結果になる事も多々あります。

これは金融機関にとっての大きなリスクです。その為、経済指標発表前後はインターバンク市場でも取引が落ち着いてスプレッドが広がりやすいのです。そしてFX業者もそれに合わせてスプレッドを広げます。

経済指標が発表された直後はボラティリティが高くなり、やはり金融機関にとって大きなリスクとなります。その為、経済指標発表後もインターバンク市場が落ち着くまでFX業者はスプレッドを広げたままにします。

その後、結果もわかり相場が落ち着いた段階でスプレッドを元に戻します。経済指標の発表は個人投資家以上に金融機関がリスクを考えて行動する為、スプレッドが広がってしまうのです。

これはFX取引をする上で仕方のない事です。こういう仕組みなんです。

③ボラティリティが高いとき

ボラティリティが高い時や突然、レートに大きな変動があった時はスプレッドが広がります。これもインターバンク市場でスプレッドが広がる為、FX業者も合わせてスプレッドを広げます。

レートが急変した時、インターバンク市場ではなぜ急変しているのか理由を探るのと同時にスプレッドを広げます。理由が判明して、レートが落ち着いたらまたスプレッドは縮まります。

3つのスプレッドの拡大理由をお伝えしました。分かりやすく説明したいので正確な言葉でない箇所もありますがイメージはこれであっています。

そしてこの3つの共通点。

それは金融機関のリスク管理によってスプレッドが広がる事。

インターバンク市場、FX業者、FX投資家の関係を分かりやすく図にすると下記のようになります。

インターバンク市場、FX業者、FX投資家

インターバンク市場、FX業者、FX投資家

勝ち負けではなく力関係ですね。(FX業者は中間です。)

インターバンク市場>FX業者>FX投資家

この関係を見ればわかりますがFX投資家が一番弱い事になります。

インターバンク市場でスプレッドが広がり、FX業者がさらにスプレッドを広げる。

力関係と仕組みを考えるとスプレッドが広がるのは仕方のない事なのです。

FX業者のストップ狩りの真相は?

FX業者のストップ狩りとは?

ツイッター、ストップ狩り

ツイッター、ストップ狩り

ツイッターやブログ、youtubeではストップ狩りについて文句や不平不満を漏らしている方が沢山います。

さてこのストップ狩りです。

そんなものはありません。笑

FX業者にとってストップ狩りをするメリットは何か考えてみましょう。

・強制的にロスカットをする事により、スプレッド分のコストを徴収できる事。

・カバー取引によって利益を上がる事。

主にこの2つだと思います。

店頭外国為替証拠金取引のサービスを提供しているFX業者はカバー取引をしており、その取引における利益を収益源の1つとしています。

FX業者の利益については下記の記事をご覧ください。

FX業者の収益構造はどうなっているの?カバー取引と配信レートについて

FX業者のカバー取引における損益は顧客の損益と反比例します。

その為、FX業者は損する人がいないと儲からないと世間では言われております。

これも大きな勘違いです。

FX業者のカバー取引ですが業者によりカバー率が違うものの、FX業者が持つポジションは一般的に30%から50%程度となっております。

つまり全部が全部ではなく、あくまで顧客の注文の一部をFX業者がポジションする形になります。

なのでFX業者がカバー取引で利益を上げても、すべて顧客が損失を被る事はなく、あくまで一部の顧客の損失がカバー取引の利益となる仕組みです。

FX業者の儲け=顧客の損失

という考え方は完全に間違っています。

仮にFX業者が故意に顧客へ損失を与えたらどうなるでしょうか。

みんなFXをやめちゃいますよね。

そもそもFX業者の利益率はとても低いです。

現在は各社スプレッド最狭戦争をしている為、利益率は本当にとんでもない数値になっていると思われます。

スプレッド最狭戦争については下記の記事をご覧ください。

FX業者のスプレッド最挟戦争が勃発!オススメFX業者は?

こんな利益率が低い商売でわざわざ自社の顧客を故意に飛ばす必要性がありません。

結論ですが

現在のストップ狩りとはリスク管理が出来ない人間が作った言葉で、相場の下手な人達が述べたがる言葉です。

※規制が緩かった時代にはストップ狩りはあったかもしれませんが、現在、まともな国内の業者ではないと断言させて頂きます。

FX業者のストップ狩りの対処方法は?

先ほどストップ狩りはないとお伝えしました。

しかしながら為替レートが急変したり、突然、スプレッドが広がってしまう事は多々あります。

これはどこのFX業者でも共通して起きうる事です。

しかしながら対処法はあります。

預託率に余裕を持たせる事です。

そんなの当たり前だろと思われるかもしれませんがこれがリスク管理です。

FX業者やインターバンク市場に参加している金融機関はリスクに敏感であり、厳重なリスク管理体制を整えています。

しかしながらFX投資家はリスク管理という言葉はわかっていても実際にうまくリスク管理をしている人間は一部だと思われます。

逆になぜFX投資家がリスク管理をできないのか。

・高レバレッジによって知らぬうちに建玉を増加させてしまう事。

(実効レバレッジの管理不足)

・ミセスワタナベを代表するFXにおける成功者にあこがれを持ってしまう事。

・含み損が大きくなりすぎて、損切が出来なくなってしまう事。

・人生、一発逆転を狙っている事。

これらがFX投資家がリスク管理できない主な理由だと思われます。

1つでも当てはまる方は要注意です。

先ほどお伝えした預託率に余裕を持たせる為にあなたは何をすれば良いのでしょうか。

取引する通貨ペアの直近数年間の最大ドローダウンを計算してみましょう。

最大ドローダウン=一時的に急落した場合の下落率の事。

この最大ドローダウン+αまで下落する可能性がある事を前提に取引をしましょう。

(+αはスプレッドの急激な広がりまで考慮すると良いと思います。)

この考えを持ち取引をする事により、大切な投資資金の大半を失ってしまうロスカットを防ぐ事ができます。

こういった前提を考える事が貴方の投資資金のリスク管理に繋がります。

FX取引のスプレッドとストップ狩りの真相のまとめ

まとめ

●スプレッドが広がる時

→①流動性が低い時

→②経済指標発表前後

→③ボラティリティが高い時

●リスク管理の旨さと力関係

→インターバンク市場>FX業者>FX投資家

●ストップ狩りなんてありません。

→現在のストップ狩りとはリスク管理が出来ない人間が作った言葉で、相場の下手な人達が述べたがる言葉です。

●最大ドローダウン+αまで下落する可能性がある事を前提に取引する事がリスク管理

最後までお読みいただきありがとうございます。

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ご興味があれば過去のFX記事も参考にして下さい。

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